生の鶏卵が書く日記

夢はおいしい卵かけご飯になることです

2デイズ

オタ界隈のライブイベントの話です。

だいたい毎年行われているライブイベントで、その年は2デイズだった。
土日開催だったので、地方民としては日曜日に帰られないときつい。ので、土曜のみの参加にした。
主催者は面白い演出を考えているというような話をしていた気がする。確か。
1階スタンディング、2階指定席で、前年に体調悪いときにスタンディングで見て途中で開場を出た思い出があったので、その年は2階を選んだ。席がないときつい。
思えば前年はぼろぼろの状態だった。忙しい時期とばっちり重なり、ゲームはクリアできておらずED曲を聴いていない、頼みの綱であったその週発売のサントラCDはライブまでに届かない。おまけに連日忙しいせいで体調も優れない。結果ライブ中に限界が来て、途中で出るはめになったんだけど。まあ持ち直して途中でフロアに戻ったが。
そんなだったので、この年のライブは楽しみにしていた。ちゃんと指定席を選んで自衛もした。
知らなかったのだが、2階席は立ち上がって見る席ではなかった。座って見なければいけない席で、盛り上がる客席が、どこか他人事だったのを覚えている。
そうやって観察する程度には、ライブの間、私は冷静だった。立ち上がれない席だったからではない。
ライブの内容が、演出面を含め、去年の再演だったからだ。確かに私は去年のライブは途中退場せざるを得なかった。だからといって、またちゃんとした形で見られてラッキー、とは思えない。
去年も見たものをまた見ている。不思議だった。まったく同じものをやるために2デイズにしたのか、と。
ライブの終わりは、そのキャラたちが「また明日」と言っていた。
私に明日はない。
例えば普通の音楽ライブで2デイズの場合でも、また明日と言われることはあるだろう。でも私は、どこかすっきりしない気持ちでその言葉を聞いた。
ホテルに戻り、悶々としていた。あとからあとから、不思議な悔しさがこみ上げてきた。ずっと楽しみにしていたのに、私が見たものは、明日に繋がるためだけの再演だった。去年も見たものをまた見ただけだ。
次の日を観ない人のことは、正直どうでもいいんだろうな、と思った。
次の日は、がらりと変えたステージだっと聞く。前日と、いや、去年と対になるステージを作り出したかったらしい。
意図は理解する。しかし、最初にそのアナウンスをするべきだったと、私は思う。1日目のみの参加では、去年とまったく同じものを見せられただけだ。意図が伝わらなかった。
去年と同じだから悪いというのではない。舞台、もしくは映画でもいい。同じものを何度も見る気持ちは分かる。ライブだってそうだ。ライブ映像をブルーレイなどで何度も見るだろう。それは、同じものだと理解したうえで見ているのだ。
ライブだって、それが同じものだと納得して見るなら大いにアリだと思う。

結局、翌年からは、そのライブイベントに行くことはなくなった。
そのジャンルからも、少し足が遠のいた。それまでほど、夢中になれなくなってしまった。
そして今でもあの日の2デイズ初日を引きずっている。2デイズと聞くと、真っ先にそれを思いだす。